子供が習い事を嫌がり、やる気が感じられない時ってありますよね。
そんな時、どうしたら再びやる気を引き出してあげられるでしょうか。
子供に良かれと思ってやり始めたのに長続きしないのは親として残念です。
どうしたらやる気が復活するのか考えてみましょう。
ほめてやる気を引き出す
大人であっても、やる気があって始めた習い事でも、ちょっとした難題にぶつかった時はやる気を失くしてしまうことがあります。
しかし、誰かから少しでも褒められると嬉しいものです。
それが、信頼している親から褒められたなら、グッとやる気も増すでしょう。
叱ってやる気を引き出すこともありますが、人生経験の浅い子供には、叱って奮起することは難しいものです。
「この前、出来なかった所が上手になっていたよ」や「さすが、続けているとここが上手ね」と褒めてみましょう。
習いたての頃の写真や作品を見せて成長を感じさせてみてください。
こんなにも頑張ったと自分でも成長を感じるでしょう。
短期の目標を立てる
1年後、2年後の大会や試験、テストに目標を置くのも良いですが、もっと身近に感じられる期間での目標を立てるようにしましょう。
1ヶ月後、1週間後でもかまいません。
小さくて叶えることができるような目標から立てて、達成する喜びを味わってほしいものです。
そして達成できたなら、大いに褒めてほしいのです。
目標はできれば子供さん自身が立てた目標を親と共有するのが望ましいでしょう。
スイミングなら「バタ足の膝を曲がらないようにする」やピアノなら「この小節まで間違えないように弾く」など具体的にクリアできそうな目標にするのがお勧めです。
なぜ、やる気がないのかを聞く
それでも、やる気が出ないなら一度、真剣に理由を聞いてみましょう。
子供も大人同様に疲れているのかもしれません。
幼稚園や学校が終わってから、眠いのに習い事に参加していませんか?
睡眠時間は十分に取れているでしょうか。
子供は後の事に体力を回す事ができません。
楽しい時は全力で取り組むために、その後にぐったりしてしまう事もあります。
スケジュールの都合は大丈夫でしょうか。
幼稚園や学校のタイムスケジュールの中で無理矢理、習い事を入れていませんか。
曜日や時間帯を変更しただけで、やる気が復活することもあります。
もう一度、検討してみましょう。
もしかして、やめたいと言ってくることもあるかもしれません。
その時は、子供の真剣な訴えを聞き流さずに必ず真剣な対応をしましょう。
そして何が原因なのかを具体的に聞いてあげましょう。
頭ごなしに「続けると約束したでしょう」などと怒ったりせずに、やめたいと言ってきた子供との関係をまずは大切に思ってください。
自分の考えを主張してきたのですからそれ自体はとても良いことです。
親子関係もスムーズに上手くいっていると考えられます。
理由によって本当にやめるかどうかは様々なパターンがある為、一概には言えませんがこの時、親子で習い事について深く考えるということが重要なのです。
将来、他に何か相談しようと思ったときに本人が無理矢理やらされたと感じないことが大切です。
習い事は何歳までするの?
習い事を始めたら、いつやめるかどうかは必ず起こる悩みです。
例えば、ピアノを始めても実際にピアノの先生になるという人はわずかな人数です。
野球をしたからといっても野球選手にはなかなかなれないものです。
子供も大きくなるにつれて、学校や部活が忙しくなり小さい頃のように習い事に時間が割けなくなる日もやってくるでしょう。
その時には、きっぱりとやめることも肝心です。
身体は一つしかありません。
大人であっても無理な習い事を続けているとストレスが溜まったり、疲れで病気になったりする可能性もあります。
そんな時には、自分の中での優先度を考えてみましょう。
また、いつの日か習い事をスタートさせる日もくるかもしれません。
その時の為に終わることも選択肢の一つです。